こちらの記事では〈歯学部OSCE評価方法・課題・試験時間〉について詳しくお話します。
前回のOSCE関連の記事では
と題してOSCEの概要について書きました。
今回はOSCE評価方法・課題・試験時間などについてお話してまいります。
資格のない学生が患者さんの協力を得て臨床実習に参加するためには、事前に学生の能力と適性を評価することが求められます。
能力と適性を評価する試験がCBT・シービーティーとOSCE・オスキーです。
これらの概要は以下の記事よりご覧ください↓
歯学部OSCE概要
OSCE評価方法
歯学部OSCEは現在公益社団法人・医療系大学間共用試験実施評価機構により実施されます。
評価方法や評価基準を統一化し、必要があれば外部試験委員が加えられます。外部試験委員とは主に他大学の先生方のことです。
出題課題
全29課題中出題されるのは6課題。
当日は6つのステーションが設けられ順路に従い全員が同じ順序で課題を受験することとなります。
どの課題が出題されるかについては当日まで明らかにされません。よって、全ての課題について準備をしておく必要があります。
出題される6課題はいつわかるのか?
試験当日、第1課題開始前に全6課題が提示されます。
試験時間
試験時間は各5分間です
課題文を読む時間
課題文を読む時間は、試験時間とは別に1分間用意されています。課題文は試験中でも読み直し可能です。
つまり1課題6分をひとサイクルとしてステーションをまわることになります。
移動と開始
ステーション間の移動、課題の開始、終了等については放送や教員からの指示があります。全体進行の指示に従ってください。
不明点、問題が生じた場合
移動中に不明な点がある場合は、誘導係に。課題実施中に支障が生じた場合は、評価者に指示を求めることができます。
疑問点がある。器具の落下、破損等、課題実施の続行が困難な場合などはすぐ手を挙げて申し出ましょう。
服装、身だしなみについて
服装、身だしなみは全ての課題で評価され、得点となります。当日は緊張し手技を行うだけで精一杯になる方が大半です。身だしなみについては万全を期しましょう。
白衣は汚れのない美しいもの。頭髪はまとめ適切な色であること。その他、公益社団法人・医療系大学間共用試験実施評価機構は所属する大学で定められた臨床実習時の服装、身だしなみに従うよう指示しておりますので普段の実習に準じた身だしなみが求められます。
以上
〈歯学部OSCE評価方法・課題・試験時間〉どのように評価される? なにがでる? 実技を行う時間はどれくらい? 身だしなみについて
と題してお話ししてまいりましたがいかがでしたでしょうか。
次のOSCE関連の記事では29課題についてお話しして参ります。
何が出るかはわからないとはいえそれぞれの項目から出題される問題数はきまっておりますのでお話しいたします。