こちらの記事は歯学部CBTの出題形式について詳しく解説いたします。
前回の記事では
〈歯学部CBT試験時間・問題数〉試験時間はどれくらい?何問解くの?全何問?
と題してCBTの試験時間・問題数についてお話ししました。
今回は出題形式について詳しく解説いたします。
以下にブロックの若い順に出題形式を列挙します。
ブロックごとの詳細は上のリンクから前回の記事をご覧ください!
〈出題形式とそれぞれの特徴〉
単純5肢択一
多選択肢2連問
順次解答2連問
順次解答4連問
わかるようでわからない。そんな表現が並んでいるのではないでしょうか。沢山問題演習を行えばさもない違いですが、点をとりにいくために作戦を練る際にはしっかりと理解する必要があるでしょう。
では順に説明していきます。
〈単純5肢択一〉
5択問題。
5つの選択肢から一つの答えを選ぶ形式です。
単純5肢択一とは?と表現に疑問をもった方向けに換言しますと、すべてが独立した関連のない5択問題をさします。関連がないというのはこの後続く連問と対比していただければご理解いただけるかと思います。
この形式では単に記憶しているかどうかを問うより、解釈・思考力を問うことを重視します。また、基礎と臨床の知識を統合した問題。病態や発生に関する重要な内容や基本原理及び病態生理を問う問題が重視されます。
〈多選択肢2連問〉
選択肢が5択より多い=多選択肢。同じ複数の選択肢の問題が2問並んでおり、問われる内容が異なります。選択肢は同じで問題が違う2問がセットとなっています。
この形式では2問が同一のテーマを扱います。
〈順次解答2連問/4連問〉
わかりやすく例えるならひとつながりのストーリーになっている問題。それが順次解答連問です。
2連問であれば2問、4連問であれば4問の関連がある一つのストーリー上の問題となっています。
順次解答連問の場合1問目の解答が2問目の問題文で明かされることはざらです。ですので一旦解答すると前の問題には戻れません。
連問ではこの点に注意しましょう。
選択肢はそれぞれ5択です。
注意事項
何よりも注意すべきはブロック5と6に該当する多肢選択順次解答2連問・順次解答2連問・順次解答4連問が一旦解答して次の問題に進むと元の問題に戻れないことです。くれぐれも気をつけてください。
問題集を解けばわかることばかりですが、得体の知れないものに取り組むというのはストレスを伴うものです。皆さんの疑問が少しでも解消されますように!
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〈歯学部CBT学習目標・出題要項〉どんな問題がでるの?出題範囲は?学習すべき内容は?モデル・コア・カリキュラムをご存知ですか?