こちらの記事では歯学生CBTは何点取ればいいの?ということについてお話しいたします。
前回の記事では
と題してCBTについて書きました。
どのような試験かということはざっくりご理解いただけたかと思いますので今回は何点取ればいいのか?ということについてお話してまいります。
歯学部CBT合格点・合格基準
結論から言えば
合格点・合格基準(ボーダー)は大学によって違います
え。。。大学によってなぜちがうのか。とお思いになる方は大勢いらっしゃることでしょう。
歯学部CBTの歴史
歯学部のCBT自体2002年からトライアルが行われ正式な実施は2005年からというまだ歴史の浅い試験です。試験は社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構・略称共用試験実施機構により実施されます。各大学で違った時期に実施し、実施の際は他大学の先生方が監視し相互に監視するシステムです。
試験自体は共通試験という名のもと公正に行われますがその評価基準は大学に委ねられているのが実情です。
医学部CBTの合格基準
医学部CBTにおいても当初は共用試験の合格基準は各大学が独自に定めていましたが、平成27年度の試験から最低の合格基準が定められました。
医学部の合格基準は約65%程度の得点率で統一されていますが一部合格基準を高く定める学校もあり、一概には言えないようです。
歯学部CBT合格基準
大学ごととはいえボーダーはどれくらいなの?という疑問が湧いてきたのではないでしょうか。
結論…
合格点は得点率65〜75%です。
とても幅がありますね。
ボーダーは大学により65%、70%、73%など様々。そんな中でも7割ボーダーの大学が多いそうです。
年度や本試験、再試験で合格点が変わる場合がありますので歯学生のみなさんは直近でCBTを受験した学年の先輩にボーダーがいくつであったか確認をしましょう。
人脈は宝です!!!
一般の方向け
一般の方向けの情報としては、歯学部ではCBT合格が進級に相当する大学が多数存在します。つまり、CBT不合格=留年となるのです。進級することができません。
CBTはそんな意味も持ち合わせる大変重要な試験であるということを知っていただけましたら幸いです。
最後に…
ボーダーが違うとはいえ研修医の試験ではCBTの得点率を提出する機会も存在します。その際は共通試験であるCBTの成績は他大学の学生同士を比べる唯一の指標になり得ます。
これからCBTを受験する歯学生の皆様にはボーダーを目指すのではなくそのようなことも踏まえ勉学に励むことをおすすめいたします!