CBT / OSCE 勉強法

〈歯学部OSCE対策〉初診面接 歯学部OSCE勉強法Part4 共用試験歯学系OSCE課題と学習目標に沿って解説!

こちらの記事では初診面接を共用試験歯学系OSCE課題と学習目標に沿って解説!

前回のOSCE記事では

" data-type="URL" data-id="http://dental-student.com/dental-osce-29task/">29課題を説明いたしました。

http://dental-student.com/dental-osce-29task/

今回のOSCE関連の記事では、初診面接を例にとり〈共用試験歯学系OSCE 課題と学習目標〉に沿って説明いたします。

共用試験歯学系OSCE課題を学習目標に沿って説明!

OSCEの採点基準

採点基準は明らかにされておりません。

そのため、OSCEの対策を立てるための最大の術は共用試験歯学系OSCE 課題と学習目標を満たすようにすることです。

初診面接の場合を例に解説いたします。

初診面接学習目標

急性症状ver.

1) 面接の導入にあたって、環境を整えることができる。(*1)

2) 急性症状やその心理状態に応じたコミュニケーションがとれる。

3) わかりやすい言葉づかいと聞き取りやすい話し方ができる。

4) 急性症状やその心理状態に応じた質問ができる。(*2)

5) 病状中心の病歴を聴取できる。(*2)

6) 既往歴を聴取できる。

7) 解釈モデルを聴取できる。(*3)(*4)

8) 急性症状やその心理状態に対する共感的理解の態度を示すことができる。

9) 面接の終わりに患者の言い忘れがないかを確認できる。

10) 面接の終わりに訴えの要約と確認ができる。

慢性症状ver.

1) 面接の導入にあたって、環境を整えることができる。(*1)

2) 慢性症状やその心理状態に応じたコミュニケーションがとれる。

3) わかりやすい言葉づかいと聞き取りやすい話し方ができる。

4) 慢性症状やその心理状態に応じた質問ができる。(*5)

5) 病状中心の病歴を聴取できる。(*5)

6) 既往歴を聴取できる。

7) 解釈モデルを聴取できる。(*3)

8) 背景(心理的、社会的、経済的)を聴取できる。

9) 慢性症状やその心理状態に対する共感的理解の態度を示すことができる。

10)面接の終わりに患者の言い忘れがないかを確認できる。

11)面接の終わりに訴えの要約と確認ができる。

急性症状と慢性症状学習項目の違い

急性症状

8) 急性症状やその心理状態に対する共感的理解の態度を示すことができる。

慢性症状

8) 背景(心理的、社会的、経済的)を聴取できる。

9) 慢性症状やその心理状態に対する共感的理解の態度を示すことができる。

急性・慢性症状それぞれの症状への共感と、慢性症状の場合は心理的、社会的、経済的背景を聴取する必要がある。

違いを必ず抑えて区別しましょう!

米印* についての解説

(*1)環境を整える

挨拶をする

これから行うことを伝え、同意を得る

適切なポジションをとる

etc…

(*2)急性症状

面接の前半で主訴とその症状に関する項目を順序良く聴取する。

(*3)解釈モデル

病気の性質や原因についての考え

重症度や予後についての考え 

治療への期待

病気への対処法についての信念

etc…

(*4)急性症状

患者の急性症状に応じた解釈モデルを聴取する。

(*5)慢性症

面接の前半で主訴に焦点をあてた開放的質問に重点を置いて聴取する。

最後に

初診面接は毎年必ず1課題出題されます。対策必須ですのでぜひ参考になさってください!

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