こちらの記事ではCBTの問題の特徴について詳しくお話しした後、CBT問題集がなかなか進まない方へのアドバイスをいたします。
前回のCBT関連の記事では
〈歯学部CBT学修目標・出題要項〉どんな問題がでるの?出題範囲は?学習すべき内容は?モデル・コア・カリキュラムをご存知ですか?
と題して歯学部CBT学修目標・出題要項について書きました。
今回はCBT問題の特徴・はじめの一歩と題し傾向と対策・なかなか進まない場合のアドバイスをいたします。
歯学部CBT問題の特徴・はじめの一歩
問題の特徴と大切なこと
今回はまずCBTの問題の特徴についてお話してまいります。
CBTの問題は口外が禁止されておりますのでそのものについてお話しすることはできません。
しかしCBTには問題の特徴があります。傾向と対策。これは試験を受ける上で抑えておきたいとても重要なことですので参考になれば嬉しいです!
CBTの最大の特徴。それは…
画像問題です。
様々な分野。どの分野も問題が画像で出題される確率が高いです!たとえ衛生学でも。生化学でも。微生物学でも。
これがCBTの最大の特徴だとAce♠︎は考えます。
画像のつかない問題ももちろんあります。しかし、画像がついてこれは何か、と問われることが多い。それが歯学部CBTの特徴だということをみなさんにお伝えしたいです。
臨床問題では口腔内写真があるのは当たり前ですが、基礎系の科目でも模式図があり、これは何を指すか?といったような今まで他ではあまり見たことのないような出題形式の問題ばかりが並びます。
文字ばかり暗記していたのに突然イメージ・画像で問われ最初は混乱するかと思いますが安心してください。
みなさんが最初に解きづらいなと思うのは慣れていないからです。
「慣れ」
これは何事においても大切です。
歯磨きと同じ…?
みなさんは毎日歯を磨きますよね?その歯磨きで悩む日はありますか?
きっと皆さんは見直そうとは思っていても難しいと思って歯を磨いている方はいらっしゃらないと思います。
これこそ「慣れ」です。
歯磨きは毎日毎日幼い頃からしています。最初はどんなに一生懸命自分で磨いてもお父さんやお母さんに仕上げ磨きが必須だったはずです。
けれど今仕上げ磨きは必要ですか?
もう1人でできますよね。
そんなことは当たり前だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。知らず知らずのうちに私たちは慣れて様々なことができるようになり環境に適応している。その一例として挙げたのが歯磨きです。
CBTも最初問題集にとりくみはじめるとなかなか進みません。
それはきっと問題の形式に慣れていないからだと考えます。
何周も、何度も解くことで必ず慣れてきますのでどうか諦めず取り組んでください。
今まで言葉で理解していたことも頭でイメージし直してみて、問題に備えておくのも策かもしれません。
CBT経験談
私個人の経験をお話しするならば歯学部4年生になりついにCBTを意識しなければいけない学年だなという思いがとても強く、ずっと頭に重いおもりを乗せていたような感覚だったなと、今振り返るとおもうことがあります。
重たい重たいCBTというおもりを背負いながら、いざ問題集をひらいたらなかなか進まない。
最初は本当に辛かったです。
すんなりはじめられたならそれはとても素晴らしいことです!!
しかし、この記事では最初はうまくいかなくても何度も何度も諦めずに取り組むことで必ず道は見えてくるというメッセージをお伝えできたらなと思います。
モチベーションの保ち方
「今日は10問しか進まなかった。」
ではなく
「今日は10問できるようになった!」
と考えてみましょう。些細なことのように思われるかもしれませんがCBTは長期戦。自らの精神との戦いであると考える先達からの言葉に少しでも耳を傾けてくだされば嬉しいです!
範囲がが広すぎる。辛い。そんな時は…
目の前にやることをたくさん積まれて、
こんなのむりだ…
多すぎる…
終わりっこない…
そんな心持ちになってしまう時もあるでしょう。
しかしそんな時は
昨日の自分より今日の自分はできていることが増えている!その積み重ねが大切!!!
と、自分に言い聞かせてあげてください。
必ず日々できることは増えています。どうか逃げずに取り組んでみてください。
気づいたら目の前に山積みだったやらなければいけないこと・やるべきこと・課題が終了し、自分のものとなる日が必ず来ます。
はじめの一歩
こころもちとしてCBTに取り組みはじめるのは大変だと思います。
身も蓋もないことを言ってしまえば、終わってしまえば大したことはありません。そして、初めてしまえばいつか終わります。どうか、この記事がはじめの一歩を踏み出すきっかけになりますように。
この記事を読んで少しでも気持ちが楽になって前向きな気持ちで机にむかう方が1人でも増えますように!
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