歯学部生♠︎のとあるいちにち

〈歯学部生♠︎のとあるいちにち〉ココアが風邪の予防になるってほんと?

こんにちは。夏が終わりすっかり秋。冬の足音が聞こえてきました。

夏が大好きなので寒さやイルミネーションを街中で見ると切ない気持ちになります。

イルミネーションは大好きですが…冷え性で寒さにはめっぽう弱いのでこれからの季節は体調を崩しがち。

幼い頃から風邪予防にと母がココアをよく作ってくれました。そのせいもあってか冬になるとどうしてもココアを飲んでホッとしたくなります。幼い頃の習慣は身体に刻まれているものだなと冬が来るたび思うものです。

ココアは本当に風邪予防になるの?

今日はココアについての疑問についてお話しします。

ココアトリビア

主原料はカカオ豆。カカオの木の果実の中にある種子を指します。学名はアオギリ科テオブロマ属カカオ。テオブロマとは「神様の食べ物」という意味で、メキシコ・アステカ族の神話に由来。その昔は王様や貴族だけの貴重品でした。

昔ココアは薬として用いられていた?

古代のマヤ人や16世紀ごろのヨーロッパで薬として用いられていた記録がのこっています。滋養強壮、疲労回復、長寿などに効くとされていました。

ココアを飲むとやみつきに!

ココアには、メチルキサンチンという物質が含まれており、ココアを飲み続けると、また飲みたくなる気分にさせる効果と喜びをもたらす効果があることが確認されているそうです。まさに!メチルキサンチンによりココアを飲みたいと思うようになっていたのですね。

ココアの成分

ココアの主成分はカカオポリフェノール。

カカオポリフェノールの効能

免疫力を上げる

強い抗酸化作用

血糖値の抑制や血流の促進

カカオポリフェノールはカカオが体にいいと見直されるきっかけとなった成分です。なんと!強い抗酸化作用により、酸化を抑制しコレステロールが血管に留まるのを防ぎ、動脈硬化を抑制する効果も期待できるのです。

その他の成分と効能

テオブロミン

リラックス効果 

大脳皮質を刺激し集中力や記憶力を高める

食物繊維

便通の改善

ミネラル類

体調を整える 

ex.リグニン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛など

リグニン

不溶性食物繊維様の一種 

蠕動運動を活発化 

コレステロール値を下げ 

メタボの予防

その他の善玉コレステロールを増やす作用について国内外で研究されています。

ココアが風邪に効くとされる所以

鎮咳効果

テオブロミンやテオフィリン、カフェインといった成分には咳を抑える効果が認められています。

抗酸化作用

グルココルチコイドという炎症を抑る物質を抑制するのが「酸化」。ココアのエピカテキンは、この酸化ストレスを押さえ込む効果があり、グルココルチコイドによる、炎症を抑える仕組みを有効にすることができるのです。

この作用が風邪に効くとされる所以ですね。

体を温める/冷え防止

ココアに含まれるミネラルは体調を整えたり、ウイルスに対抗したりする成分が豊富。ココアに含まれるテオブロミン、カカオポリフェノールのフラバノール、プロシアニジンなどの成分は末梢血管を拡張し、手足の血流を促す働きがあります。冷え性や浮腫みがちな方には嬉しい効果ですね。

まとめ

ココアが風邪に効くとされる理由はカカオポリフェノール、テオブロミンやテオフィリン、カフェイン、ミネラルなど身体に良い成分が豊富に含まれているからです。美味しく、寒さを凌ぎ健康を保てるなんて素敵な飲み物ですね。

ちなみに、ミルクココアよりもピュアココア/純ココアとの表記のあるもののほうが不純物が少なくカロリーも低いそうです。健康志向の方はぜひ参考になさってください。

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