歯学部生♠︎のとあるいちにち

〈歯学部生♠︎のとあるいちにち〉藤井風Fujii Kaze「帰ろう」

あなたは夕日に溶けて
わたしは夜明に消えて
もう二度と 交わらないのなら
それが運命だね

あなたは灯ともして
わたしは光もとめて
怖くはない 失うものなどない
最初から何も持ってない

それじゃ それじゃ またね
少年の瞳は汚れ
5時の鐘は鳴り響けど もう聞こえない
それじゃ それじゃ まるで
全部 終わったみたいだね
大間違い 先は長い 忘れないから

ああ 全て忘れて帰ろう
ああ 全て流して帰ろう
あの傷は仏けど この渇き癒えねど
もうどうでもいいの 吹き飛ばそう
さわやかな風と帰ろう
やさしく降る雨と帰ろう
憎みあいの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に 忘れよう

あなたは弱音を吐いて
わたしは未練こぼして
最後くらい 神様でいさせて
だって これじゃ人間だ

わたしのいない世界を
上から眺めていても
何一つ 変わらず回るから
少し背中が軽くなった

それじゃ それじゃ またね
国道沿い前で別れ
続く町の喧騒 後目に一人行く
ください ください ばっかで
何も あげられなかったね
生きてきた 意味なんか 分からないまま

ああ 全て与えて帰ろう
ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの
ありがとう、って胸をはろう
待ってるからさ、もう帰ろう
幸せ絶えぬ場所、帰ろう
去り際の時に 何が持っていけるの
一つ一つ 荷物 手放そう
憎み合いの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に 忘れよう

あぁ今日からどう生きてこう

こんにちは

本日の記事は今までと趣向を変えご挨拶よりも先に歌詞をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

何を感じ、どんな場面を想像しましたか?

音楽を聴くことは元来好きで主に歌詞と自らが対話し、その時々自分が何を思うかを大切にしています。数年前と今同じ曲を聴いても聴こえてくるフレーズが違い、一つの恋愛が終わって初めてあの歌詞の意味がわかった。聴こえ方が180°変わるなんてことはざら。

自分の変化というものは捉えにくいものではありますがその変化を音楽というツールを通してよく自覚することがあります。これが私なりの楽しみ方です。

藤井風 「帰ろう」

この曲に出会ったのは1週間ほど前。友人が藤井風さんについて教えてくれたのがきっかけでした。

初めて聞いた曲は「何なんw」。Amazon MUSICで検索したときはなんて軽い雰囲気の表題なんだろう。と思いましたが、曲をかけてみると素敵な世界が広がっていました。

数日後。旅行の帰路に着いた際、ふと違う曲も聴いてみようと思いました。その時聴いた曲が「帰ろう」。

初めて聴きましたが、自分の中にグッと刺さるものがありその旅行の帰り道から今日まで延々とリピートしています。

藤井風さんについて多くを知っていたわけではないです。しかし、この曲を聞いた時なんて優しい人なんだ、、、そう感じました。

憎みあいの果てに何が生まれるの

わたし、わたしが先に 忘れよう

まず初めてこの曲を耳にした時耳に留まった一節です。「許す」のではなく「忘れよう」そして、ポイントは「わたしが先に」です。

そのあと何度もリピートするうち、これは恋人との別れを描いているのかなと感じました。

別れを選んだ後

もう二度と 交わらないのなら

それが運命だね

そう自分に言い聞かせ、

それじゃ それじゃ またね

国道沿い前で別れ

続く町の喧騒 後目に一人行く

別れ話をしたあと、1人で歩く姿が浮かびます。

ください ください ばっかで

何も あげられなかったね

与えられるものこそ 与えられたもの

ありがとう、って胸をはろう

特にお気に入りのフレーズです。

人は相手に求めてしまいがち。この曲では別れを通して、与えられなかった自らを省み、与えられるものは今まで恋人/周囲の人に与えてもらったものであると気づく。そしてこれからは自分が与えよう。

このフレーズが響いたのには理由があります。ここ数年私は優しさとはなんだろう?そんなことを日々考えています。その人のことを想うことが優しさならば本音をぶつける必要があり、想うからこそ怒る瞬間がある。そこに相手を想う気持ちがなければ感情をぶつけて傷つけるだけで終わってしまいます。しかし、そこに相手を想う気持ちさえあればそれは相手に必ず伝わり関係は壊れずより強固なものになると思うのです。

相手を想うその気持ちが優しさだとそう考えるのです。その場をやり過ごすこと、触れずになかったことにすることは簡単です。しかし、長い目で見た時どうすべきか。そんなことを日々考えていたからこそこの歌詞がより響いたのかもしれません。

恋人同士の関係に限らず各々様々な状況を重ねてこの曲を聴くことができる。ながく愛される名曲になる予感がします。

Fujii Kaze “NAN-NAN SHOW 2020 ” HELP EVER HURT NEVER

アルバムの表題である「HELP EVER HURT NEVER」は藤井風さんのお父様がよくおっしゃっていた言葉だそうです。

訳せば「常に助け、決して傷つけてはいけない。」

「帰ろう」然り、表題通りのメッセージが詰まったアルバムなのではないでしょうか。

明日、2020年10月29日(木) 日本武道館にて初の武道館ライブおめでとうございます。

コロナ渦、特に影響をうけているであろう音楽業界のLIVE事業。誰かが動かないと始まらない。このタイミングでの決断は本当に勇気が必要なはずですし、対策が必要でしょう。

完全マスク着用

入場時・退場時・公演中

私語歓声厳禁

厳戒態勢での実施です。

何事もなく無事LIVEが成功することを心から願っています。わたしはアルバムを聴き込んで次のライブに備えます。

あ、まだ初回限定版が買える…

最後に

久々に心に刺さる素敵な楽曲に出会いましたのでご紹介いたしました。みなさんのお気に入りの楽曲、忘れられない一曲はなんですか?

普段は一般の方にとっては絶対数が少なく情報収集が困難な歯学部について。歯学生にとっては勉学や進路選択の一助となるような情報を一歯学生として発信しています。

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